自分らしく生きる【1】

先日、プラスとマイナスの価値観のお話をしましたが、現世で生きていく上では、どうしても“勝ち負け”の結果が伴います。

インターネットをはじめとする様々な情報網が発達し、いろいろな情報が入手できるようになった昨今では、世の中の評価も“勝ち負け”の評価に対して過敏に反応するようになり、それが現世に生きる私たちに対して“生きづらさ”を感じる要因の1つになっています。

「良いものはいい」「ダメなものはダメ」という、ある種の固定観念による擦り合わせは、物事の本質を知ることすら許さず、様々な価値観の存在を否定してしまっているようにも思います。

例えば、喫煙≒タバコを吸うこと に対して今日では「健康上の害をなすもの」というイメージが強く、一昔前では極論、「どこでも吸えていたもの」が煙に対しての健康的な害が強いと判明してからは、どんどん排除の方向へ進んでいき、今では一部の場所しか吸えなくなってしまいました。

しかしながら、喫煙すること≒気分転換・ストレス解消の一種になることも確かなのです。
例えば、芸能人をはじめ、役者や落語家などには非常に多くの愛煙家がいます。
彼らは喫煙することで、自らのパフォーマンスを高めているのです。

もしこれが強いストレスに晒され、タバコを吸うことすら許されない環境であるならば、きっと多くの人に価値あるパフォーマンスを披露することは出来ないでしょう。

そうは言っても、「健康上害を及ぼすものなのだから良くない」という人もいるかと思います。

では、なぜあなたは「健康」でありたいのですか?

きっとその本質には、「慎ましやかな人生を長く生きたい」という思いがあるのではないでしょうか。

それを決して、否定するつもりはありません。
それはそれで素晴らしい考えだと思います。

しかし中には、“長さ”に拘らずむしろ“中身”に価値観を求める方もいらっしゃるでしょう。

「細く長く」よりも「太く短く」でも良いという考えもあるはずなのです。

しかしながら、平均寿命よりも短く生きた人に対して「まだ若いのに」という表現を使うのは葬儀の参列者だけでなく、芸能人の訃報に対してコメントするコメンテーターもそうです。

世の中において、「長く生きること」≒良いことというのは一種のエゴではないでしょうか?

本来、自分自身の人生に対して価値を決めるのは「その人自身」であるはずなのに、それを世の中(世間)という秤にかけて評価してしまう。
これこそが、「自分らしさ」を見失ってしまう要因の一つなのです。

では「自分らしさ」を知るには、どうすればよいのでしょうか?【続く】

2020年10月28日投稿分

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